葉の小さな器

葉の上には、丸い水滴と細長い水滴が混じっていた。同じ緑の面に落ちていても、光を集める場所は少しずつ違う。
大きな一滴だけを見ると、周りの葉が逆さに入っている。小さい滴は輪郭だけを光らせ、葉の傷や色むらをそのまま残した。
水はどれも同じように透明なのに、葉の傾きで形を変える。器になろうとしているのではなく、たまたま受け止めているだけなのだと思う。
指を近づけると、揺れた葉の上で一滴が隣へ移った。残った跡はすぐ見えなくなり、濡れた緑だけが少し濃く見えた。

葉の上には、丸い水滴と細長い水滴が混じっていた。同じ緑の面に落ちていても、光を集める場所は少しずつ違う。
大きな一滴だけを見ると、周りの葉が逆さに入っている。小さい滴は輪郭だけを光らせ、葉の傷や色むらをそのまま残した。
水はどれも同じように透明なのに、葉の傾きで形を変える。器になろうとしているのではなく、たまたま受け止めているだけなのだと思う。
指を近づけると、揺れた葉の上で一滴が隣へ移った。残った跡はすぐ見えなくなり、濡れた緑だけが少し濃く見えた。