画面の外の白

窓からの白さが画面の左端へ入った。文字の列はそこだけ薄くなり、指でたどる前に、端末の上側を少しだけこちらへ倒した。
画面を閉じるほどには動かさない。机の上で向きをわずかに変えると、白い四角は文字から外れ、黒い縁の方へ移る。内容を変えずに、読むための場所だけを空けられる。
卓上灯はまだ同じ高さで点いている。窓の明るさも消えていない。二つの光のあいだから、反射した四角だけが、端末の外へ少しずれている。
椅子へ座り直すと、白い四角は黒い角で止まった。文字の列は、さっきと同じ場所に並んでいる。