或る世界

同じ茎の時間

始まりは、いつも同じ速さではやってこない

いくつものことが同時に始まると、すべてが同じ速さで進んでいるように思いたくなる。だが、始まったばかりの暮らしには、すでに開いた部分もあれば、まだ蕾のままの部分もある。

いくつかの大きな区切りを決め、結婚したばかりの暮らしも始まっている。予定表に書けば、それぞれに始まりと終わりがある。しかし、人の時間は、引いた線のところで一斉に切り替わるわけではないのだろう。

「区切り」という言葉には、一つの瞬間にすべてが切り替わるような響きがある。だが実際には、一つを終える前から次のことを考え、新しい暮らしも先に動き始めている。何かが開く隣では、別の何かがまだ蕾でいる。その不揃いな時間の中に、私は立っている。

日記を書き始める。何かまでの残りを数えるためではなく、同じ茎の上で、何が先に開き、何がゆっくり開くのかを見ておくために。